1回生、胎児で草。。。
これはその昔、私がまだ大学3回生の頃にtwitterに投稿した1文でありますが、本当に1回生というのは幼く見えて仕方がないものですね。こんな冒頭でどんな記事を書くのかという気持ちになられる方もいるかもしれませんが、ただただ「1回生というのは幼く見える」という話で2000字くらい書くだけの内容ですので、これに興味がない方はブラウザバックされたしと思います。
さて、時は流れて現在私は大学5年生（昨年休学期間を1年挟んだための5年生）。
そして今年ももれなく新入生である1回生が4月に入学してきました。そしてその1回生を見た時、やはり今年も「1回生、胎児で草。」と思いました。
冷静に考えると、これを最初につぶやいたのが大学3年生の時で、当時の自分と1回生の年齢差は3年だったわけです（浪人期間のため）が、今年はいよいよ自分が5年生で相手は変わらず1回生ということで、当たり前ながら新入生との差は5年になり、いよいよ、いよいよだなと感じました（意味不明）。
この経験を踏まえると、自分が1回生だった時、やはり先輩からは胎児のように見えていたんだなというように感じます。私は特に大人びていた新入生でもなかったし、新入生は大人びていようがいまいがその胎児度合にほとんど差はないのですから。
ところで、自分が今思い返すと、「ああ、胎児だったんだな。」と思う実体験があります。それは、某音楽系サークルの新歓に赴いた時なのですが、確か広場にビニールシートを敷いてお菓子やジュースなんかをつまむような会で、我々新入生が5人くらいで集まって、シートに座らせてもらっていました。そこに3回生くらいの男子学生が来て、
「みんな若くてキラキラしてるな～。俺はもうオッサンやわwwwww」
みたいなことを言ったのです。今になればこの言葉の気持ちもよく分かります。なぜなら、冒頭でも申し上げた通り、3回生の目に映る1回生はもれなく胎児なのであり、胎児はキラキラしていて間違いなく若さにあふれていて、自分はもうオッサンとまではいかなくても、確実にライフステージを1段階上ってしまった者であるということを認識させられるからです。
しかし、当時の自分は何となくひねくれていたというか、こういう発言をする人に軽く軽蔑の目を向けていました。今ならこの発言の意図もよく分かるものの、当時の自分は何となくこういう発言に対して、
「年齢が2つ、3つ違うくらいでオッサンなわけないやろ。そういう発言をして"オッサンとか言っちゃう自分キモチ～～～"てなってるだけやろ。」
というように感じてしまっていました。こういう「年くってしまったマウント」で気持ちよくなりたくはないな、と思いました。自分が3年生になったら「１回生は胎児」とか思ってしまうわけですが。
少し話は変わって、これと似たような例で
「俺、ヤニカスになってもうたわwwwww」
というのがあります。大学生になって少しタバコを嗜んだだけの者にありがちな発言で、これも上記で説明してきた「キモチ～～～」に似たものがあってあまり好きませんでした。
「いや、ちょっとタバコ吸いだしたくらいでヤニカスとか言えると思うなよ。"ヤニカス"の単語の響きに酔ってるだけやろ。と思いますね。
私の中では「タバコを1日1箱欠かさず空け、3年留年していて大学7年生をやっており、学費は全て両親に負担してもらいながらも賭け麻雀で一日の半分を溶かし、APEXをやり、朝寝て昼寝て夜起き、麻雀牌にコロナ菌はつかへんねん！みたいなわけわからんことを言い、女を孕ませては堕ろし孕ませては堕ろしを繰り返す奴」こそがヤニでありカスであり、ヤニカスだと思っているので、ほんの少し嗜むだけではまだまだヤニカスには遠すぎると考えています。
長くなってきましたのでそろそろ終わりにしますが、これからの話をすると、来年から私も早く働くわけですが、私よりも先に社会人になる者/なった者はこぞって
「はぁ～俺も社畜やわ～wwwwwww」
と言ってくるのです。私はこれも嫌いで、現代日本の大企業に入って、いわゆる「社畜」と呼ばれるほどに働かされる訳がないと思っています。完全週休2日で残業代は支給されるし福利厚生は手厚いし有休を取らないと怒られる企業で、どのようにして社畜になるのでしょうか。これも勝手に「社畜」という単語の響きに酔ってしまっているだけで全く面倒なものです。
ただ、これまでの「1回生、胎児で草。」の経験を踏まえると、いざ社会人になってみれば、私も「社会人、社畜で草。」と言っているのかもしれません。
そしてそのうち、「最近の子の流行り、分からなくて草。」「自分の好きな音楽、20代の頃から変わらなくて草。」「ゲームしたいのに根気が続かなくて草。」「アイドルの顔全員一緒で見分けつかなくて草。」と言うようになっているかもしれません。
恐ろしいものですね。（2006字）
